1989-11-01 第116回国会 衆議院 予算委員会 第9号
ただ、我が国がこれから繁栄していくための一つの絶対的な条件として、自由主義国家陣営の一員として生きていくしか繁栄の道と生存の道はないのです。ただし、その場合でも、我々の相対峙する思想の国家とも友好関係を結んでおくことは、子供たちの時代によりよいことであるということも知っています。ただ、そのようなことが可能かどうかということを考えるときに、不可能だと私は考えているのです。
ただ、我が国がこれから繁栄していくための一つの絶対的な条件として、自由主義国家陣営の一員として生きていくしか繁栄の道と生存の道はないのです。ただし、その場合でも、我々の相対峙する思想の国家とも友好関係を結んでおくことは、子供たちの時代によりよいことであるということも知っています。ただ、そのようなことが可能かどうかということを考えるときに、不可能だと私は考えているのです。
すなわち、国民の欲望を二〇%抑制するか、あるいは国民の方々自身が二五%抑制して世界において物の食べられない人たちに奉仕をするか、あるいは自由主義国家陣営の一員としての責任を果たすためにその予算を投下するか、忍耐に忍耐を重ねなければ我が国家の繁栄はないと私は信じております。 貴重な時間、発言の機会を与えていただきましたことを心から感謝して、定刻四時一分前に終わらせていただきます。
○浜田(幸)委員 もう的確な答弁で、それに対してあえて質問する意思はありませんけれども、ただ問題は、自由主義国家陣営の一員として果たすべき責任の中に、回避してはならない問題が絶対にあるんです。先ほどの議論の中でも、前に決められた、国会において決議をされた非核三原則の問題が言われました。今日でも、一国の総理大臣であるあなたも、国会全体も非核三原則、このことを前提にあくまでも通そうとしています。
それはなぜ必要かというと、アメリカは自国が存立するために自由主義国家陣営が必要であることはよくわかります。しかし、資本主義社会すなわち人間の自由地球上の共産主義対自由主義の分割支配の現実の上に立ってそれだけのものが必要であるからこそ、そういう行為をしなければならないからこそ、国民の理解を得て日本に進駐をし、韓国に進駐軍を置き、そしてヨーロッパに進駐軍を置き、世界の安全を守っていると思う。
○浜田(幸)委員 これは外務大臣に対して非常に非礼とは存じますが、外交の均衡を保つという場合に、自由民主党が絶えず使う言葉の中に、「自由主義国家陣営の一員としての責任を果たすことが国家の繁栄につながる」という言葉があります。言葉としては非常にきれいでありますけれども、実際にそのことを実現してまいります場合、やらなければならないことがあります。
○浜田(幸)委員 自由主義国家陣営の一員としての責任を果たすという答弁をさっきいただいたのですけれども、それだけを聞きますとこれは全然常識外ですね。実際問題として、実は私はイタリアという国に二回ほど行かしてもらったことがあるのですけれども、日本の靖国神社には警備官は立っておりませんが、イタリアの無名戦士の墓には警備官が立っております。必ず二人の人が昼夜交代でこれを警衛しているのですね。
そこで外務大臣、またもとに戻させていただいて、自由主義国家陣営の一員としての責任を果たすために、例えば現在の外交官の職責を全うさせるためには私は人間が少な過ぎると思うのですけれども、外務大臣としてその点はどうお考えですか。
ここで何を教えていただきたいかといいますと、自分たちの欲望だけを一〇〇%満たしながら自由主義国家陣営に対する責任は果たし得ないと私は思っているのです。ですから、その点もしできたら、何かもうちょっといい考え方があったら教えていただきたい。 今総理大臣の答弁を聞いていますと、サミットの成功が日本のためになる。そうじゃなくて、私は、サミットは成功するもしないも日本側の考え方にあると言っているのです。
同時に、国民に対しては、世界の中に安全に生きていくためには自由主義国家陣営の一員としての責任を十二分に果たさなければなりません。
○浜田(幸)委員 外務大臣、私は、やはり次の時代を担う人々が自由主義国家陣営との連帯強化を完全なものにして、そして地球上におけるソビエトの軍事戦力というものがどういう形で日本に配置されているか、そういうものを指導したり教育したりする機関が必要であると同時に、そういうものに向けて、何といいますか、せっかくそういう考え方を持っているところに、何も構築されないままに安易感だけが先走るようなことのないように
このまま、日本としても、アメリカであるとかあるいはイギリスであるとか、いわゆる自由主義国家陣営のそういう動きをただ静観せざるを得ないのか、今後のソビエトの出方というものはどう出るかということも現在の段階では直ちに判断することは無理だろうと私は思います。
そういう中で対決をしているのに、日本という国が置かれている立場を考えるときに、簡単に言葉のやりとりだけで、覇権はどうだ、覇権条項をなくしたからということだけで、自由主義国家陣営と社会主義国家陣営の力の対決の問題を避けて通ることなんかできませんよ。
民族によってどの政体を選ぶかということは自由だけれども、実力行為によってはたの政治的な目標が曲げられるというようなことじゃ、やはり自由主義国家陣営としては捨てておけないという気持ちで行っておるのでありまして、植民地政策だという考え方は、日本においては少数であると私は考えております。
で、まず外的な要因といたしましては、御存じのように、戦前の各国の貿易競争、経済競争の弊害の経験にかんがみまして、戦後いち早く自由主義国家陣営が、国際通貨基金ないしガットというふうな機構を設立をしたのであります。
○佐々木(盛)委員 次に、私は先ほど来のMSA交渉の内容を承りましても、今度のMSAなるものが自由主義国家陣営の集団安全ないし個別的安全、こういう立場に立つものであることはきわめて明確なことでありますから、従つて日本の増強すべき自衛力というものが、外敵に対して備えなければならぬということは申すまでもありません。しからば日本に外敵に対抗すべき自衛力が、一体いずれにありやという問題であります。
あるいはガットの加入に関しましても、イギリス側が現に難色を示しておるというときでもありますし、かつは朝鮮戦線では現に血を流してイギリス軍隊が戰つておるという現状でもありますし、また将来は日本の自由主義国家陣営の一員として、日本の協力すべき立場という点から考えますと―法理論の原則を主権国家として曲げることはできません。
そうして、中華民国政府に対しましては、アメリカ初め自由主義国家陣営等三十七箇国が承認を與えておるのに対し、中共政権を承認するものは、ソ連並びにその共産主義陣営を初め、イギリス、インドその他を合せて二十六箇国という、きわめて複雑微妙なる国際関係の実情にかんがみ、サンフランシスコにおける対日平和会議には中国代表の招請を見なかつたのであります。
そして中華民国政府に対しましては、アメリカ初め自由主義国家陣営、その他を合せまして四十箇国近い国々が承認を与えておりますのに対し、中共政権を承認するものは、ソ連並びにその共産主義陣営を初め、イギリス、インドその他等を合せまして二十六箇国というきわめて複雑微妙なる国際関係の実情にかんがみまして、サンフランシスコにおける対日平和条約会議には中国代表の招請を見なかつたのであります。
(拍手)従つて、自由主義国家陣営の日本に対する友好的な態度にもかかわらず、日本の国際連合への加入は、常任理事国たるソ連の拒否権発動に妨げられて、少くとも現状のままにおきましては不可能に近いほどの困難をも想定しなければなりません。
従つて自由主義国家陣営の日本に対する友好的な態度にもかかわらず、日本の国際連合への加入は、常任理事国たるソ連の拒否権発動に妨げられて、少くとも現状におきましては不可能に近いほどの困難を想定しなければなりません。しかしながらたといソ連の拒否権行使のために加盟が認められない場合におきましても、現にイタリアはニユーヨークの国際連合本部に連絡部を置きまして、国際連合と緊密に協力いたしておるのであります。
アメリカ軍はすでにこれに対する救出の積極的な好意を示しておつてくれますし、またフイリピンやオーストラリア等も今日におきましては、われわれと同じ自由主義国家陣営の一員といたしまして、国際的な協力をいたしておるわけでありますから、ソ連の抑留の場合とはまた異なつた観点から、これらの救出調査に日本政府としても何らかの対策を講ずる余地があるのではなかろうかと私は痛感するわけであります。
そういたしますると、このダレス大使の演説によつて明らかにされておりまするような、アメリカを初めとするところの自由主義国家陣営の日本に対する要求にこたえるためにも、また日本自体の自衛力を確立する上からも、われわれは自衛力をこの際確立する必要があるわけでありますが、一体政府におきましては、この日本の自衛力の確立について、どういうふうな構想を持つておられるのか、どういうふうにお考えになつておるのかという点
○佐々木(盛)委員 私は本年の夏のサンラランシスコにおける講和会議を幸いにしてオペラ・ハウスの一角から終始傍聴することができまして、またその後ただいま大村団長から報告いたしましたように、ワシントン等へ参りましてアメリカの国会の要人や、国務省や国防省の要人とも幾たびか会談する機会を得まして、そしてその間におきまして、米国並びに米国を初めとするところの自由主義国家陣営のソ連陣営に対するかたい決意のほどは
それに自由主義国家陣営と共産主義衛星国との間の人口のバランスはどうであるか。確かなる数字は私はここに得られませんけれども、ソ連が一億三千万、中共が四億といわれておる。これに対する自由主義国家陣営はどうか、米国は一億、英国は四千万、濠州が六百万というのではとてもバランスかとれません。メン・パワーの面において、人の力の面において日本八千万の力を求むるや実に切なるものがございます。
しかしそれにもおかまいなしに、さすがの英国も、もはや第三勢力ではいけない、今こそ米国とかたく結んで自由主義国家陣営を守るのでなければ、共産勢力の侵略を防ぎ切れないという結論に達するとともに、対日講和を促進して、日本を自由主義国家陣営に加盟せしむることが共産勢力の侵略防衛に有効適切であるということになつて、米国の推進しようといたします対日講和に対して持出しておつたところの一切の條件をひつこめて、米国とがつちり